みやしろ町から

大学生が「日本のこれから」を考えるブログ

教育

「生涯学習社会」とは何か

「生涯学習社会」という言葉は誰しも一度は聞いたことがあるだろう。ただ、その考え方や課題については詳しく知らない人が多いと思われる。今回は、私が大学で受けた「生涯学習論(2単位)」の講義をもとに、生涯学習社会について考えたことをまとめていきた…

埼玉県高校入試における「確約制度」の是非を問う

今回は、埼玉県の高校入試における「確約制度」の是非を問うていきたい。そもそも、なぜ私がこの問題に関心があるかというと、私がアルバイトをしていた学習塾で生徒と接している際に、この問題の波を肌で感じるところがあったからである。 結論から言ってし…

「教育業界」のこれから

今回は、これから大きく変化する「教育業界」について、重要となるキーワードを3つ紹介する。日本の教育業界のこれからを考えていきたい。(※本記事は2019年8月11日の記事を再編したもです。) 少子化時代に求められること ①2020年の教育改革 ②公教育と民間…

「博学連携」のこれから

これから博物館と学校教育との連携、すなわち「博学連携」について考えていきたいと思う。その上で、はじめに学校教育と博物館教育の違いを明らかにしたい。 まず、学校教育はフォーマルな教育である。学校では全国一律で同じことを学ばなければならないこと…

ジブリ作品を社会科教材に【もののけ姫】

ジブリ作品を社会科教材に活用する試みとして、前回は映画『耳をすませば』を取り上げた。そして第2弾として今回教材化してみたいのが、映画『もののけ姫』である。 もののけ姫の舞台設定 作品に反映された歴史学の成果 もののけ姫で日本中世史を再考する な…

ジブリ作品を社会科教材に【耳をすませば】

ジブリは宮崎駿や高畑勲をはじめとする巨匠らが中心となりスタジオジブリが生み出した、後世に引き継がれるべきアニメーションである。 そんなジブリ作品を私は社会科教材として活かすことができないかと考えた。今回紹介するのは、私が教育実習の時に実際に…

「教育実習」再考

私は今年の6月に、母校の中学校で3週間の教育実習を経験させて頂いた。その経験から特筆すべき点をまとめ、考察を行っていきたいと思う。これから教育実習を控えている学生だけでなく、公立中学校の教育現場に興味がある方の参考になればよいと思う。 新しい…

大学入試共通テストの民間試験導入は延期すべき

大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験を巡り、全国高等学校長協会(全高長)が、2020年4月からの実施を延期するよう文部科学省に要請する方針を固めたことが10日、関係者への取材で分かった。日程や試験会場など不明点が多いほか、経済格差や地域…

YouTuberに憧れる子供たち

少し古い話題である。昨年春頃、大阪府のある小学校4年生に将来の夢を調査したところ、男子の第3位がYouTuberとなり、話題になった。 なぜYouTuberに憧れるのか これからの教育現場に求められる人材とは ワークアズライフの時代だからこそ なぜYouTuberに憧…

スタディサプリで変わる教育現場

妹の携帯から授業が聞こえてくる。のぞいてみると、どうやらスタディサプリというアプリを使っているようだ。 ※写真は妹の携帯電話。プリントを見ながら、授業を見ることができる。 現在では全国で約2000校の高校で導入されているスタディサプリ、略して「ス…

変わりゆく自由研究

夏休みの宿題といえば、読書感想文と自由研究だろう。 私の自由研究は図書館で本を借りてきて、自分でも出来そうな実験を探してやってみる、、、という感じだった。しかし、最近の自由研究は大手メーカーが積極的に手伝ってくれるそうだ。 今回は、そんな自…

教育業界のこれからを考える

今回は、これから大きく変化する教育業界について、重要となるキーワードを3つ紹介する。日本の教育業界のこれからを考えていきたい。 少子化時代に求められること ①2020年の教育改革 ②公教育と民間教育の連携強化 ③ICT教育(EdTech) 教育業界のこれから 少…

平和教育で教えるべき事は戦争の悲惨さだけなのか

平和教育は今後どうあるべきなのか。 今回は、吉田裕『日本軍兵士-アジア太平洋戦争の真実』(中央公論新社、2017)を読んで考えたことを書いていく。 戦闘死は少数。悲惨な死は原爆だけではない 閉ざされた組織の中は、私制裁・排除が起こる 吉本も学校も…