みやしろ町から

大学生が「日本のこれから」を考えるブログ

大学入試共通テストの民間試験導入は延期すべき

大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験を巡り、全国高等学校長協会(全高長)が、2020年4月からの実施を延期するよう文部科学省に要請する方針を固めたことが10日、関係者への取材で分かった。日程や試験会場など不明点が多いほか、経済格差や地域…

砂漠に対するイメージが変わる

私たち日本人が砂漠についてよく知らないのは当然である。なぜなら、日本の国土のほとんどは温帯湿潤気候に覆われてており、日本から一番近いゴビ砂漠でさえ、(東京都には日本で唯一「砂漠」と表記される場所があるが)中国の内陸部まで行かなければならな…

自然保護のあるべき姿とは何か

私が初めてこの本を手に取った時、批判的に読んでいかなければならないと思った。なぜなら外来生物を排除することは当たり前だと思っていたからである。 ただ、本を読み進めていくうちに、自然保護についての違和感がだんだん解消されていく気がした。自然保…

むかわ竜はこうして発掘された

現在、東京国立科学博物館では特別展として、「恐竜博2019」(7.13〜10.14まで開催)が開催されている。私はこれから行くつもりだが、この展示の目玉はなんといっても、日本古生物学史上最大の発見である、むかわ竜(愛称)の全身復元骨格だろう。むかわ竜は…

みやしろ町の一風景

東部スカイツリーラインを北千住から北に上がっていくと、住宅街の光景が続く。約40分後、初めて田んぼの光景が広がる。その町が私の住む町、埼玉県宮代町である。 ※田んぼが広がる。奥に見えるのは、東武動物公園の木製ジェットコースターである。今回は、…

マンモスは蘇るのか

絶滅種を再生させる試みは、世間から大きな注目を集める。それがマンモスならなおさらだろう。東京都江東区にある日本科学未来館では、現在「マンモス展」が開催されている。(2019.6.7〜2019.11.4まで開催) 今回はそれにちなみ、ベン・メズリック 著,上野…

古生物学の最新を追う旅

恐竜といえば、これまで子供向けのビジュアル本や新書などが多く、内容についても発掘記や特定の内容に特化したものが多かった。しかし本書は違う。概説から系統樹、解剖学を踏まえて恐竜研究がどのような方法で行われているのか、そして研究がどこまで進ん…

AIはどこまで進化したのか

AIという言葉はもう新しくない。最近では様々な場面で当たり前のように使われている。ただ、私たちは本当にAIは何ができるのか、どこまで進化しているかを理解できているだろうか。 今回は、主に波頭亮『AIとBIはいかに人間を変えるのか』(幻冬社、2018)を…

埼玉県知事選挙、大野元裕氏が初当選

埼玉県知事選挙は8月25日に投票日を迎え、開票の結果、大野元裕氏が初当選を果たした。投票率は32.31%となり、前回選挙より5.68ポイント高くなった。埼玉県知事選挙の投票率が30%を超えたのは実に16年ぶり。 【選挙結果】 大野元裕 無新 野党支持 923,482(4…

「田舎に帰る」ってうらやましい

私が「おもひでぽろぽろ」を見ても正直懐かしさを感じない。当然である。何故ならこの作品が公開されてから約30年も経つからだ。原作は1987年というから、当時に比べれば社会は全く変わってしまった? 「田舎に帰る」ってうらやましい 今の学校の方がよっぽ…

YouTuberに憧れる子供たち

少し古い話題である。昨年春頃、大阪府のある小学校4年生に将来の夢を調査したところ、男子の第3位がYouTuberとなり、話題になった。 なぜYouTuberに憧れるのか これからの教育現場に求められる人材とは ワークアズライフの時代だからこそ なぜYouTuberに憧…

IT大国エストニアから学ぶ Part2

日本の労働人口はこれから大きく減少する。それに対応していくために、AIによる仕事の代替はよく言われる話だ。ただ、エストニアの事例はまた別の視点から、サービスの効率化を考えるヒントを得られるかもしれない。 個人情報の主権を個人へ 仮想国民は新た…

IT大国エストニアから学ぶ

今回は、ソ連から独立を果たしてまだ約30年のエストニアという小国に注目をする。なぜならこの国は、世界最先端ともいえる電子政府を実現させ、行政サービスの99%をオンラインで手続きできるような仕組みをつくったIT大国であるからだ。加えて2007年には、総…

【投票日は8月25日】埼玉県知事選挙の近況

埼玉県知事選挙の投票日まで約1週間となったが、ここにきて大きな動きがあった。 行田氏、青島氏支持を表明 体調不良のため、告示前に選挙戦への出馬を取りやめた行田邦子(こうだくにこ)前参院議員が、「青島健太氏に投票する」と、態度を表明したのだ。 …

スタディサプリで変わる教育現場

妹の携帯から授業が聞こえてくる。のぞいてみると、どうやらスタディサプリというアプリを使っているようだ。 ※写真は妹の携帯電話。プリントを見ながら、授業を見ることができる。 現在では全国で約2000校の高校で導入されているスタディサプリ、略して「ス…

5G社会は何ができるのか

昨年の10月に、総務省は「5G」電波の割り当てを発表した。ソフトバンクをはじめとする国内4社が、2020年内に商用通信サービスを開始する見通しである。 ところで、最近まで私は5GのGはギガだと思っていた。正解は、Generation(世代)のGであり、5Gとは第5世…

変わりゆく自由研究

夏休みの宿題といえば、読書感想文と自由研究だろう。 私の自由研究は図書館で本を借りてきて、自分でも出来そうな実験を探してやってみる、、、という感じだった。しかし、最近の自由研究は大手メーカーが積極的に手伝ってくれるそうだ。 今回は、そんな自…

東京は再び「砂漠化」するのか

「砂漠化」といっても、東京が砂の中に埋もれてしまうわけではない。 東京の砂漠化は高度経済成長期の東京オリンピック開催直前に起こった。人口増加に水の供給が追いつかず、大渇水の状態になってしまったのである。だから砂漠化なのだ。 現在でも渇水は起…

宅急便は空を飛ぶのか

図書館で借りてきた「魔女の宅急便」を久しぶりに見る。 そういえば宅急便が空を飛ぶ日は来るのだろうか? そして、先日のニュースを思い出す。 ヤマトホールディングスが7月31日に発表した2019年4~6月期決算に市場関係者は驚きの声を上げました。大幅な値…

教育業界のこれからを考える

今回は、これから大きく変化する教育業界について、重要となるキーワードを3つ紹介する。日本の教育業界のこれからを考えていきたい。 少子化時代に求められること ①2020年の教育改革 ②公教育と民間教育の連携強化 ③ICT教育(EdTech) 教育業界のこれから 少…

【投票日は8月25日】埼玉県知事選挙、候補者は?

埼玉県知事選挙が、8月8日に告示された。投票日である8月25日(日)までの約2週間、激しい選挙戦が繰り広げられることになろう。 今回は、埼玉県知事選挙に出馬する5候補者を紹介する。 ※写真は東武動物公園駅前で撮影した 映画「翔んで埼玉」とコラボ⁈ 各候…

私たちに戦争の責任はあるのか

まもなく終戦の日を迎える。戦争といえば、徴用工や慰安婦問題は未だ解決の糸口が見えない。現代に生きる私たちが戦争の責任を負わなければならないなのか。 今回は、高橋哲哉『歴史/修正主義』を読んで考えたことを書いていく。 私たちは戦争の犯罪者ではな…

宇宙は最後のフロンティアになるのか

ニュースペース(新宇宙産業)の時代だ。かつての政府主導による宇宙開発から、現在では多くの民間企業が宇宙ビジネスに参入している。 その中で最近とりわけ注目されているのは、月面開発と月への人間の移住だ。地球上の更なる開発が難しくなる中、宇宙は私…

障がい者雇用で共生社会は実現するのか

障がい者雇用で共生社会は実現するのだろうか?今回は、障がい者雇用の現状と企業の取り組みから、共生社会を実現するためのヒントを考える。 2006年に施行された障害者雇用促進法により、これまで障がい者の雇用創出と社会参画が進められてきた。この法律に…

「育児士」が日本の子育てを変える可能性

今回は、2019年夏に新たに誕生する「育児士」という資格が、日本の子育てを変える可能性を考える。 ベビーシッター事業の歴史は30年と長いが、今回新たに「育児士」という資格をつくるのは、ベビーシッター文化を日本で広げていきたいという強い想いがあるか…

ベーシックインカムで人は幸せになれるのか

ベーシックインカム(BI)は今後実現する可能性があるのだろうか。 今回は、山本亮『ベーシック・インカム入門』(光文社、2009)を読んで、考えたことを書いていく。 無条件給付の基本所得は多くの問題を解決する 労働の価値観が変わる 働かなくても働いて…

平和教育で教えるべき事は戦争の悲惨さだけなのか

平和教育は今後どうあるべきなのか。 今回は、吉田裕『日本軍兵士-アジア太平洋戦争の真実』(中央公論新社、2017)を読んで考えたことを書いていく。 戦闘死は少数。悲惨な死は原爆だけではない 閉ざされた組織の中は、私制裁・排除が起こる 吉本も学校も…

情報化社会をどう生き抜けばよいのか

情報化社会の中で、私たちはこれからどのように生き抜いていけば良いのだろうか。 今回は、堀江貴文『情報だけ武器にしろ。』(ポプラ新書、2019)を読んで考えたことを書いていく。 情報は発信しなければ意味がない 伝統文化の技術を発信する仕組みがあるべ…

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自己紹介 はじめまして。 私は現在、東京の中堅私立文系大学に通っている21歳の学生です。 このブログの目的は、「みやしろ町」という小さな町に住む大学生が、「日本の未来」という大きなヴィジョンを考えてみようという挑戦です。 現代社会の様々なテーマ…